当院では、日常生活で生じるさまざまな外傷をはじめ、巻き爪・陥入爪の治療や腫瘤の摘出など、外科的処置を行っています。家庭では対応が難しいけがでも、軽症に見える場合でも、お気軽にご相談ください。
外科的処置
外科的処置

当院では、日常生活で生じるさまざまな外傷をはじめ、巻き爪・陥入爪の治療や腫瘤の摘出など、外科的処置を行っています。家庭では対応が難しいけがでも、軽症に見える場合でも、お気軽にご相談ください。
鋭利なものが皮膚に接触することで生じます。浅い傷であれば縫合の必要はありませんが、深い場合には縫合が必要となることがあります。
また、屋外での受傷や汚れたものによる傷、動物による引っかき傷や咬傷などでは、感染(化膿)の危険性があります。まず流水で十分に洗浄し、状態に応じて適切な処置を行います。
傷が深い場合には筋肉や血管、さらに内臓に及ぶこともあるため、必要に応じてレントゲン検査やCT検査を行います。刺し傷の場合は、刺さっているものを無理に抜かず、そのままの状態で速やかに受診してください。
すり傷は、傷口に付着した砂や泥などを流水で十分に洗い流し、清潔に保つことが大切です。
傷が広範囲であったり深い場合には、感染(化膿)のリスクもあるため、早めの受診をおすすめします。
頭のけがでは、軽くぶつけただけや小さな傷に見える場合でも、頭の中で出血が起きていたり、脳に影響が出ていることがあります。特に、吐き気・嘔吐、めまい、強い頭痛、意識がぼんやりする、けいれんなどの症状がある場合は注意が必要です。
出血がある場合は清潔なガーゼなどで圧迫止血を行い、安静を保ってください。不安な症状がある場合は早めの受診をおすすめします。必要に応じてCT検査などで詳しく評価を行います。
やけどは、高温の液体や固体が皮膚に接触することで生じる外傷で、日常生活でも多くみられます。火炎や爆発によるものや44~60°C程度の低温でも生じる低温熱傷、薬品による化学熱傷、電流による電撃傷などもあります。
やけどをした際は、まず流水で15~30分程度しっかりと冷却することが重要です。衣服を着ている場合は無理に脱がさず、その上から冷やしてください。水ぶくれはできるだけ破らないようにしましょう。やけどは見た目よりも深いことがあるため、症状の程度にかかわらず受診をおすすめします。
褥瘡は、在宅や施設入所中で長期間寝たきりの方や、車椅子で生活されている方に多くみられます。体の限られた部位が長時間圧迫されることで血流が低下し、組織が損傷して生じます。
大きな骨と床に挟まれる部位にできやすく、仙骨部(臀部中央)、坐骨部(臀部の骨が突出する部位)、大転子部(太ももの付け根の外側)、腸骨稜部(骨盤の出っ張り)、踵部(かかと)などが好発部位です。
発症早期(約1~3週間)には、皮膚の赤みが持続する、むくみ、水ぶくれ、表皮の剥がれなどの症状がみられます。進行すると浸出液が増え、細菌感染による化膿や、組織が白色・黒色に変化する壊死を伴うこともあります。
治療は、創部の状態に応じた適切な処置(洗浄・被覆材の選択・壊死組織の除去など)を行いながら、圧迫を避けることが重要です。必要に応じて外用薬や内服薬を使用し、全身状態の管理もあわせて行います。
予防には、同じ部位に長時間圧がかからないよう体位変換を行うことや、体圧分散マットレスの使用、皮膚を清潔・乾燥に保つことが大切です。また、栄養状態の改善も褥瘡予防に重要です。
気になる皮膚の変化がある場合は、早めの受診をおすすめします。
皮膚の下にできるしこりは「皮下腫瘍」と呼ばれ、良性のものが多くみられます。代表的なものに粉瘤(ふんりゅう)があります。
粉瘤は、皮膚の一部が袋状の構造を作り、その中に垢(角質)や皮脂がたまることでできる良性の腫瘍です。体のどこにでもでき、はじめは小さなしこりですが、徐々に大きくなることがあります。中央に黒い点(開口部)がみられることもあります。
通常は痛みを伴いませんが、細菌感染を起こすと赤く腫れて強い痛みを伴い、膿がたまることがあります。この場合、膿が排出されると一時的に小さくなりますが、袋が残っているため再発を繰り返すことがあります。
治療は、炎症の有無や大きさに応じて、切開排膿や抗菌薬の使用、袋ごと摘出する手術などを行います。
しこりが気になる場合や、赤み・痛み・腫れがある場合は、早めの受診をおすすめします。
巻き爪とは、爪が横方向に強く湾曲した状態を指し、主に足の親指に多くみられます。一方、陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込んだ状態を指します。これらは単独で生じることもありますが、合併して悪化することも少なくありません。
誤った爪の切り方(深爪)
爪の角を斜めに切ったり、短く切りすぎることで、爪が伸びる際に皮膚へ食い込みやすくなります。
合わない靴
先の細い靴やハイヒールなどは、つま先に強い圧力がかかり、発症の原因となります。
歩き方や足への負担
歩き方の癖や足指への過度な負荷も影響します。
初期は見た目だけで無症状のことも少なくありません。進行に伴い違和感や軽い圧迫感がみられますが、さらに進行すると爪の食い込みにより炎症が生じ、赤みや腫れ、痛みを伴います。重症化すると感染(化膿)や膿の排出、肉芽形成がみられ、靴の着用や歩行が困難になることもあります。
主に視診と問診で診断を行います。必要に応じてX線検査などを行い、状態を評価します。
症状や進行度に応じて、最適な治療方法をご提案します。当院では以下の治療を行っています。
テーピング法
テープで爪周囲の皮膚をやさしく引き下げ、爪の食い込みを軽減します。痛みの緩和や炎症の軽減に有効で、セルフケアとしても行いやすい方法です。
超弾性ワイヤー法(自費診療)
爪に小さな穴をあけ、ワイヤーを通して引き上げることで、巻いた爪の形状を徐々に矯正します。幅広い症例に対応可能ですが、爪先が2mm以上伸びている必要があります。
3TO(VHO)法
(自費診療)
専用のワイヤーを爪の両端に装着し、中央で締めることで爪を持ち上げ、湾曲を改善します。爪に穴をあけないため負担が少なく、見た目にも配慮された治療法です。超弾性ワイヤー法と異なり、短い爪でも治療可能です。
部分抜爪
食い込んだ部分の爪を切除します。
フェノール法
難治性の陥入爪に対して、食い込んでいる部分の爪と爪母を処理し、再発を防ぐ方法です。
再発予防には日常的なケアが重要です。
巻き爪・陥入爪は放置すると悪化し、日常生活に支障をきたします。気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。
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